以前、タトゥーを入れた芸能人が美容皮膚科でタトゥーを消す過程をブログにアップしていたのですが、記事の中でタトゥーをすることに警鐘を鳴らしていました。
若いときはファッションやその場のノリでタトゥーを入れても、結婚してから子供と海やプールに行きづらくなったり、周囲の保護者から白い眼で見られることがないとは言えません。
またタトゥーは彫師という呼ばれる人が行うのですが、この彫師は医療従事者ではありません。
感染症などのリスクが避けられず、先日は海外でタトゥー直後に海に入った男性が感染症で亡くなったことがニュースで取り上げられていました。
最近では過去に入れたタトゥーを消したいと美容皮膚科の門をたたく人も少なくありません。
しかし、必ずしもキレイにタトゥーが消えるわけではなく、跡がうっすら残ったり、治療に時間がかかる場合がほとんどです。
それでも医療の進歩により以前よりもわかりにくところまでタトゥーを消すことが可能になりました。
タトゥーの除去などをはじめ、ケロイドなの症状が深刻な場合にはどのような治療を受けることが可能なのでしょうか。
タトゥーのほとんどが青色で描かれていますので、タトゥーの除去には青色に反応するレーザーを使用します。
タトゥーは使われている染料、彫りの深さなどによっても治療方法や治療期間が異なります。
もちろん一度の治療で治るわけではなく、一般的に約半年以上にわたって定期的に治療を行わなければなりません。治療回数や治療期間はタトゥーの状態によって異なります。
例えばかなり本格的な和柄のタトゥーの場合、月に一度10回ほどの治療が必要となります。小さいタトゥーでも思ったより彫りが深かったり、濃い染料を使ったりしていることがありますのでレーザー治療の回数が増える場合もあります。
タトゥー除去の治療は通常のレーザーによる施術よりも痛みが強い場合があるので、基本的には麻酔クリームなどを塗って行います。
脂肪の少ない手首や足首などは、二の腕などに比べて痛みを感じやすいと言われています。
その他にもひどい火傷などによって起こるケロイドに悩んでいる人もいます。ケロイドは傷が治る段階で強く引っ張られたり、アレルギー反応がおこったりして肌が赤黒く盛り上がってしまう症状です。
ケロイドは自然に治りにくいため、できてしまった場所によっては皮膚科で治療を受けたいと考える人もいます。
ケロイドの治療は傷の度合いによって異なりますが、基本的にはレーザーなどにより傷を小さくし、平らになってから肌の赤みを除去します。
ケロイドがひどい場合にはケロイド部分を切除したり、皮膚移植をしたりする場合もありますが、美容皮膚科ではおもにレーザーで治療するのが基本です。
ただし、ケロイドの治療には時間がかかり、また再発してしまうこともしばしばあります。まずは経験のある医師に相談してベストな治療法を探すことから始めましょう。
確かにオシャレでかっこいいタトゥーですが安易に入れるものではありませんね。