Month4月 2018

タトゥーやケロイドなど深刻な症状にも対応できる美容皮膚科

以前、タトゥーを入れた芸能人が美容皮膚科でタトゥーを消す過程をブログにアップしていたのですが、記事の中でタトゥーをすることに警鐘を鳴らしていました。

若いときはファッションやその場のノリでタトゥーを入れても、結婚してから子供と海やプールに行きづらくなったり、周囲の保護者から白い眼で見られることがないとは言えません。

またタトゥーは彫師という呼ばれる人が行うのですが、この彫師は医療従事者ではありません。

感染症などのリスクが避けられず、先日は海外でタトゥー直後に海に入った男性が感染症で亡くなったことがニュースで取り上げられていました。

最近では過去に入れたタトゥーを消したいと美容皮膚科の門をたたく人も少なくありません。

しかし、必ずしもキレイにタトゥーが消えるわけではなく、跡がうっすら残ったり、治療に時間がかかる場合がほとんどです。

それでも医療の進歩により以前よりもわかりにくところまでタトゥーを消すことが可能になりました。

タトゥーの除去などをはじめ、ケロイドなの症状が深刻な場合にはどのような治療を受けることが可能なのでしょうか。

タトゥーのほとんどが青色で描かれていますので、タトゥーの除去には青色に反応するレーザーを使用します。

タトゥーは使われている染料、彫りの深さなどによっても治療方法や治療期間が異なります。

もちろん一度の治療で治るわけではなく、一般的に約半年以上にわたって定期的に治療を行わなければなりません。治療回数や治療期間はタトゥーの状態によって異なります。

例えばかなり本格的な和柄のタトゥーの場合、月に一度10回ほどの治療が必要となります。小さいタトゥーでも思ったより彫りが深かったり、濃い染料を使ったりしていることがありますのでレーザー治療の回数が増える場合もあります。

タトゥー除去の治療は通常のレーザーによる施術よりも痛みが強い場合があるので、基本的には麻酔クリームなどを塗って行います。

脂肪の少ない手首や足首などは、二の腕などに比べて痛みを感じやすいと言われています。

その他にもひどい火傷などによって起こるケロイドに悩んでいる人もいます。ケロイドは傷が治る段階で強く引っ張られたり、アレルギー反応がおこったりして肌が赤黒く盛り上がってしまう症状です。

ケロイドは自然に治りにくいため、できてしまった場所によっては皮膚科で治療を受けたいと考える人もいます。

ケロイドの治療は傷の度合いによって異なりますが、基本的にはレーザーなどにより傷を小さくし、平らになってから肌の赤みを除去します。

ケロイドがひどい場合にはケロイド部分を切除したり、皮膚移植をしたりする場合もありますが、美容皮膚科ではおもにレーザーで治療するのが基本です。

ただし、ケロイドの治療には時間がかかり、また再発してしまうこともしばしばあります。まずは経験のある医師に相談してベストな治療法を探すことから始めましょう。

確かにオシャレでかっこいいタトゥーですが安易に入れるものではありませんね。

日本人向けに開発されたライムライト!赤ら顔を改善してくれる

寒かったり、お酒を飲んだりすると顔が赤くなる人がいますが、それとは別に常に肌に赤みがある人がいます。

赤ら顔は毛細血管の拡張によって引き起こされることが多いのですが、悩んでいる人は少なくありません。

赤みの少ない軽度の人であれば化粧品を変えたり、肌に刺激を与えないようにすることである程度解消されますが、重度の場合美容皮膚科での治療がおすすめです。

赤ら顔を解消する成分としてはビタミンCが有効ですが、ビタミンC入りの化粧品を試してもなかなか症状が改善されないことが多いと思います。

美容皮膚科では赤ら顔に対してレーザー治療や光治療を行っています。今回はとくに効果の高いライムライトについてご紹介します。

ライムライトは欧米で開発された光治療の機械ですが、そもそもは欧米人のために開発されたものなので日本人の肌ではあまり効果が見られないケースもありました。

しかし、最近では日本人向けの機械が導入され、赤ら顔にもより高い効果を発揮しています。欧米人に比べて日本人はメラニンが多いため、肌への負担が多かったのですが日本人の肌に合ったライムライトを導入することで肌への負担は少なくなっています。

ライムライトはメラニンやヘモグロビンに働きかけ、肌の赤みやくすみなどに効果があります。メラニンはターンオーバーによって除去され、赤ら顔を作るヘモグロビンはライムライトによって数を減らすことができます。

最近ではライムライトでもスポット的に照射できるものもあり、正常なの肌への負担を最小限にすることもできます。

ライムライトの施術の流れをみていきましょう。まずは医師とカウンセリングを行い、洗顔でメイクなどを落とします。

顔全体にジェルを塗り、カメラのフラッシュのような光を連続して照射します。顔全体でショットの数は約80から100程度です。ぱちんぱちんという輪ゴムをはじくような痛みがあります。

施術後は顔が赤くなることもあり、また数日のうちにシミは黒く浮き上がってかさぶたになります。赤ら顔の場合は即時に改善されることもあるようです。

施術後一週間は日焼け止めなどで紫外線からの刺激を避けることが大事です。

治療の目安は4週間に一度のライムライトを5回ほど受けることでより確かな効果を感じることができるはずです。

ライムライトと併用することでさらに効果を上げることができるのがジェネシスやタイタンです。ライムライトとジェネシス、タイタンはターゲットとしている層が違います。

タイタンが最も深い層までアプローチすることができ、主にたるみの改善に用いられます。

ジェネシスはライムライトよりも深い部分で毛細血管がメラニンに働きかけますので、赤ら顔の症状によってはジェネシスを勧められることもあるようです。

なかなか自己流では改善の難しい赤ら顔ですが、色むらのない肌に憧れるならぜひ一度ライムライトをお試しください。レーザーよりもダウンタイムが短く、肌に負担がないのが嬉しいですね。

シミに効果絶大!ハイドロキノンとトレチノインは外せない

一昔前はガングロなどという言葉が流行り、若者はみんな真っ黒に日焼けしていましたが、現在は老いも若きも空前の美白ブームです。

私はアジアに住んでいたことがあるのですが、アジアでも色白を崇拝する傾向が強く、色が白いほど美人と思われています。

シミやくすみのない透明感のある肌は永遠の憧れですが、歳をとってくるとなかなかそうもいかないのが現実です。

シミやくすみを解消して美しい肌を取り戻すためにはわらをもつかむ思いですが、美容皮膚科で処方される美白クリーム、ハイドロキノンをご存知ですか。

ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれていて、シミの原因となるメラニンを破壊するだけではなく、将来的にシミを作る可能性のあるメラニン色素をも軽減してくれます。

美白成分としてはビタミンCが有名ですが、ハイドロキノンにはその10倍以上もの効果があると言われています。

またビタミンCはすでにあるシミには効果が弱いですが、ハイドロキノンは今あるシミにも効果を発揮します。

ハイドロキノンは海外では一般的な美白クリームとして使用されていますが、日本では使用方法が難しいため解禁となったのはごく最近です。

以前は医師の処方箋なしでは購入できませんでしたが、現在ではハイドロキノンを含んだ化粧品も流通しています。

ただし、濃度の高いものはやはり医師の診断のもとで使用した方が安全であることに変わりありません。

ハイドロキノンクリームは商品によって濃度が異なります。1%~3%はとくに問題ありませんが、4%~5%になると刺激が強く肌がぴりぴりしたり赤くなったりします。

ハイドロキノンを使用する際は直射日光を避け、日焼け止めを塗ることが鉄則です。またハイドロキノンはとても酸化しやすい成分なので冷蔵庫などに保管してください。

ハイドロキノンは長期使用することで部分的に白くなる白斑を引き起こすことが稀にあります。

ハイドロキノンと併用すると効果が高いトレイチノンというクリームもあります。トレイチノンを使うことで肌が全て剥け、強力なターンオーバーが起こります。

赤くなったり、かゆみや痛みを伴うことになりますので、医師の指示のもとで行うことになります。ただし、その効果は絶大で数カ月我慢すると肌が見違えるように生まれ変わるそうです。

ハイドロキノンに次いで最近人気が高まっているのがルミキシルです。ルミキシルはハイドロキノン同様に強い美白作用があります。

ルミキシルの特徴は長期間使用しても白斑にならないことやハイドロキノンよりも美白効果が高いことが挙げられます。

同じシミでも肝斑にお悩みの方にはトラネキサム酸がおすすめです。肝斑はレーザー治療などで取り除くことができません。

トラネキサム酸は飲み薬でメラノサイトの働きをブロックしてくれます。まずは医師に一般的なのシミなのか肝斑なのか診断してもらいそのうえでどのような塗り薬や飲み薬が効果的なのか判断します。

強い薬は効果も高いですが、その分使い方にも注意をしなければならないことをお忘れなく。

美容成分を皮膚に奥深くまで浸透!イオン導入は初心者向け

美容通の友人の話ですとどんなに高級な化粧品を使ってもコットンや手のひらでは肌の奥深くまで浸透させるのは無理ということです。

とくに最近話題のビタミンC誘導体はそのままでは肌の深部までは届きません。

ちなみにビタミンC誘導体とは最大の美容成分と言われているビタミンCを肌に浸透しやすいように誘導体にしたものです。

抗酸化作用や美白効果が高いビタミンCですが、従来のものは分子が大きく肌に浸透しにくかったのです。

不安定だったビタミンCを浸透しやすくしたのがビタミンC誘導体ですが、さらに肌の深くへ浸透させるためにはイオン導入が必要となります。

イオン導入という言葉よく聞きますが、一体なんなのでしょうか。私たちの肌の内側の角質部分は酸性ですが、さらにその奥はアルカリ性となっています。

また二つの層の間には電気の膜があって、これに阻まれてビタミンCなどの美容成分は浸透しません。

イオン導入を行うことで肌の奥へ微弱な電流を流し、角質層を中性に傾けることができます。そうすることで浸透を妨げていた膜の働きが弱まり、ビタミンCが肌の奥深くへ浸透します。

同時にイオン導入による電流がマイナスイオンを帯び、ビタミンCもマイナスイオンのためお互いが反発し、より奥深くへビタミンCが届けられることになります。

手やコットンを使用したときよりも10倍ほど浸透力が高いと言われています。このイオン導入器最近では市販のものもいろいろ売られています。

しかし、やはり市販のものは美容皮膚科で使用されているものに比べると効果が低いと言われています。

それならやはり美容皮膚科で施術を受けた方が、確かな効果と即効性を期待できますよね。

例えばあるクリニックではイオン導入によって各種ビタミンを通常の100倍近い浸透率で肌の深層部へ届けることができると宣伝しています。

また光治療やピーリングと一緒に行うことで角質が除去され、より浸透しやすくなった状態でイオン導入を行うことができます。

さらにクリニックによってはこれまでイオン化が難しいと言われていたビタミンE、肝斑に効果的なトラネキサム酸、通常のビタミンC誘導体よりも浸透力の優れたAPPSなどのイオン導入も行っています。

自分の肌に必要な成分を選ぶことができるのが嬉しいですね。

イオン導入の流れですが、まずはカウンセリング後、洗顔でメイクなどの汚れを落とします。

その後、症状に適した成分が含まれたマスクをして、ローラー状の機械でイオン導入を行います。とくに痛みなどを伴うことはありません。

施術は10分から20分程度で、2週間に一度治療を受けることで効果を実感することができます。

イオン導入はそれ自体で劇的に症状を改善するというよりは、ピーリングやフォトフェイシャルなどの効果を高めるために一緒に組み合わせたい治療法ですね。

クリニックではセット割引を実施しているところもあるのでチェックしてみてください。

フォトフェイシャルでしみやくすみを改善!内側から美肌を作る!

美容皮膚科での治療というとまずフォトフェイシャルが思い浮かぶのですが、よく聞くこのフォトフェイシャルとはどのような施術なのでしょうか。

私の友人にも定期的にフォトフェイシャルを受けている人がいますが、劇的に変化をもたらすというよりはシミやくすみの改善、予防という意味で続けています。

フォトフェイシャルをした人としなかった人とでは10年後にきっと違いが出る、そう信じているに違いありません。

肌のくすみやシミはメラニンによるものですが、フォトフェイシャルと呼ばれる光治療によってメラニンを破壊することができます。

フォトフェイシャルはおもにくすみやシミ、色むらなどに効果を発揮します。

薄いシミなどは一回の施術で目立たなくなることもありますし、フォトフェイシャルによってコラーゲンの生成が促されますので肌にハリや潤いが出ます。

フォトフェイシャルの光はそれほど強力なものではありませんが、肌の深層部でメラニンを破壊します。

破壊されたメラニンは肌の表面に浮き上がってきますので、一時的にシミが濃くなったと感じることもあるかもしれません。

その後かさぶたとなって剥がれ落ち、生まれ変わった新しい肌が現れるという仕組みです。人によっては数回の施術で肌がワントーン明るくなったという方もいます。

レーザー治療との違いですが、レーザー治療は症状のある部分にスポットで治療を行います。

一方でフォトフェイシャルは弱い光を顔全体に照射するので、顔の肌の悩みを総合的に解消してくれます。

ダウンタイムも少なく施術後すぐにメイクができる場合もあります。

フォトフェイシャルの流れについてみてみましょう。まずは医師とカウンセリングを行い、肌の状態をチェックします。

フォトフェイシャルの光から目を守るためにアイマスクを着用します。

光の強さや照射時間はその人の肌の状態によって異なるため、経験のある医師の判断が必要となります。

一回の施術時間はおおよそ15分から20分程度で、その後炎症があるようでしたら肌を冷却することもあります。

施術中はぱちんと輪ゴムではじかれたような痛みが伴いますが、強い痛みではないので安心してください。

フォトフェイシャルはどの程度の頻度で続ければいいのでしょうか。できれば4週間に一度、5回以上続けることで効果を実感できると思います。

フォトフェイシャルを行う際の注意点ですが、施術後は肌が敏感になっていますので、紫外線を避けるために日焼け止めを必ず塗ってください。

またマッサージや自宅で美容器具などを使うのも避けた方がいいかもしれません。

フォトフェイシャルは基本的な美容施術なので多くの美容皮膚科で行われています。ただし使用されている機械や医師の熟練度なども異なりますので、口コミをチェックして評価の高いクリニックで治療を受けるのがいいでしょう。

せっかく高いお金を払ってフォトフェイシャルを受けるのですが、目に見える効果を期待したいですよね。

自然治癒力で肌がどんどん再生される!ニューダーマローラーがすごい

ニキビ跡、毛穴の開き、小じわ、美白、とにかくなんにでもすごい威力を発揮する治療といえばニューダーマローラーです。

1分間に肌に約6万個の穴を開けるというこのニューダーマローラーとは一体どのような治療なのでしょうか。

今までは治療が困難と言われてきたクレーター状のニキビ跡もダーマローラーを繰り返すことで傷が浅くなっていくと言われています。

またビタミンCやコラーゲンの生成も促され、美白はもちろん肌にハリや潤いを取り戻すことができます。

ニューダーマローラーは超極細の針がついた機械で高速振動により一秒間に100回、一分間に約6万個の穴を肌に開けることができます。

顔に無数の穴を開けると聞くとなんだか怖いイメージがありますが、微細な穴なので見た目にはわかりません。

細胞には創傷治癒力があり、傷ついた細胞は自然に再生しようとします。この際に新しい細胞が生まれ変わり、コラーゲンが増加します。

ニューダーマローラーは施術直後から数カ月にわたって肌の深層部でコラーゲンが増え続けますので、直後よりも数か月後の方が効果を実感することができます。

施術後数カ月で肌細胞の量が施術前の1000倍にもなると言われています。古い細胞が全て生まれ変わるということは、画期的だと思いませんか。

従来のニューダーマローラーは痛みや出血がありましたが、最新の機械では圧力を機械でコントロールしていますので肌への負担が軽減されています。

以前はその名の通りローラー式だったのですが、現在ではペン式となり垂直に針を押し当てることができるようになりました。

肌への負担が少なくなった分、ダウンタイムも短くなり、翌日にはメイクをすることができます。

私はたくさんある美容皮膚科の施術の中で最も効果が高そうだなと感じました。もちろん症状や肌質によってどんな施術が効果的なのかというのは医師の判断に任せる方がいいと思いますが。

ニューダーマローラーの施術の流れについて簡単にご説明しましょう。まずカウンセリングを行い、メイクなどを落とします。

麻酔クリームを塗って30分ほど待ちます。麻酔クリームを使用しますので施術中の肌の痛みはほとんどありません。施術自体は約10分ほどで終了します。

器具を肌に当て、極細の針で施術を行います。終了後は成長因子などを含んだパックをすることで炎症を最低限に抑えます。

人によっては施術後数日間は赤みが残ることもあります。施術後は肌が乾燥しやすいので保湿対策、紫外線対策は欠かせません。

肌に針を刺すということで傷が残るのではないかと心配される方がいますが、目に見えないとても小さい穴なので安心してください。穴自体は数時間で閉じてしまいます。

一度でも効果は感じますが、効果を最大限に得るためには4回程度施術を受けることをおすすめします。

ビタミンC内服薬や成長因子を含んだパックなどの外用薬などを購入することができますので、自宅でもケアすることでより美しく肌が生まれ変わることができます。

手軽で即効性あり!初心者はまず美容注射や美容点滴がおすすめ

なんだか疲れている、肌のハリがない、肌荒れがひどい、、そんなときには食生活に気を付けてみたり、化粧品を変えてみたりするけど効果はいまいち。

もっと即効性のある治療法があればいいのにと思う方におすすめしたいのは、美容注射です。

注射というと子供のころ親に引きずられていった予防注射のイメージが強いと思いますが、美容注射は大人のための注射と言えます。

美容注射は美しくなるための注射に間違いないのですが、一体どんな成分を注射するのでしょうか。

実は美容注射の中身は症状や要望に応じて様々なものがあります。まずメジャーなのものとしてはプラセンタ注射があります。

プラセンタとは胎盤のことですが、胎盤には赤ちゃんが成長するのに必要な様々な栄養素が含まれています。

例えばアミノ酸、酵素類、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて、疲労回復、抗酸化、美白、美肌、免疫力の向上などの効果があります。

ホルモンバランスを整えたり、コラーゲンの生成を促進したり、新陳代謝を活発にしてくれる作用もあります。

プラセンタ注射には皮下注射と筋肉注射があり、それぞれメリットデメリットがあります。

皮下注射は痛みは少ないですが、筋肉注射に比べると注入できるプラセンタの量が少なくなってしまいます。

一方筋肉注射は痛みはありますが、プラセンタを多く注射することができ、即効性があります。デメリットとしてはしこりになりやすいことや内出血しやすいことなどが挙げられます。

その他にもニンニク注射と呼ばれるものがあります。ニンニク注射と言ってもニンニクが入っているわけではありません。ビタミンB1を注射することで新陳代謝をアップして脂肪を燃焼してくれます。

血行促進や新陳代謝をアップする効果もあり、とくに疲労回復効果が高いのが特徴です。

仕事が忙しくてなかなか疲れがとれないという方におすすめです。

その他にもいくつものビタミンや抗酸化成分、美白成分を組みあわせたカクテル注射と呼ばれるものもあります。

ニキビ跡や色素沈着、肌にハリを出したり、シミやくすみなどにも効果があり、肌トラブル全般を改善してくれます。

皮膚科でビタミン剤などを処方されることがありますが、飲み薬の場合は効果が出るまで時間がかかったり、効果があいまいだったりします。

しかし、ビタミン注射なら即効性があり、頻度を高めることで継続して効果を感じることができます。ストレスや更年期障害にも効果があります。

プラセンタ注射やニンニク注射、カクテル注射にはサプリや飲み薬に比べ効果が高く即効性があります。

一方で美容注射には稀に腕にだるさを感じたり、ショック症状を起こしたりするリスクも伴います。また美容注射をすると献血ができなくなります。

美容注射のメリットデメリットをきちんと把握した上で手軽にできる美肌治療として受けてみるのもいいと思います。

美容注射はレーザーなどの施術を受けるのはちょっと怖いなと感じている美容皮膚科初心者におすすめです。

即効性や安全性を重視するならヒアルロン酸がシワに効果大!

私は以前自宅近くのいわゆる美容皮膚科ではない町の皮膚科に通っていたのですが、そこには毎日100人近い人々が注射に来ていました。

高齢者が多かったのでいったいなんの注射なんだろうと不思議に思っていましたが、みなさんが打っていたのはヒアルロン酸注射でした。

ヒアルロン酸とは潤いの成分として化粧品などにも多く含まれていて、良く知られた成分です。

ヒアルロン酸は関節の内部を満たしていますが、膝などの関節が炎症を起こすとこのヒアルロン酸は減り粘り気や弾力性を失い、膝がスムーズに動かず痛みを伴うようになってしまいます。

高齢者の多くはこのヒアルロン酸注射を打つことで膝の痛みを改善しています。

しかし、このヒアルロン酸注射には他にも使い道があります。ヒアルロン酸のこの粘り気や弾力性を利用して、ほうれい線などを皮膚の内側から改善しようというのが美容皮膚科で行われているヒアルロン酸注射によるアンチエイジングの施術です。

ゴルゴラインとも呼ばれるほうれい線は最も女性を老けて見せる嫌な存在です。ほうれい線が解消されるだけで、随分と若く見えるから不思議です。

それもレーザーなどの施術に比べると即効性があり、初めての方でもしっかりと効果を感じられるのが特徴です。

なんとなくではなく、明らかにシワが薄くなったと感じられることは施術を受けるうえで大きな励みになります。

ヒアルロン酸注射を受けるためには熟練された医師の技術が必要となります。シワの状態によって打つ場所や打つ量が変わってくるからです。

ヒアルロン酸には固めのものや柔らかめなものなどいくつかありますので、シワの状態にあったものを選ぶのが大事です。

ヒアルロン酸は種類によって抗酸化作用があったり、痛みを軽減するための麻酔が含まれていたりと負担が少なくなるように作られています。

最新のヒアルロン酸の中には流動性があり、しこりになりにくいものもあり、頻繁に動かす口元のシワに適しています。

通常ヒアルロン酸注射の効果は数カ月で、その後は皮膚に吸収されてしまいますが持続効果が長く続くものも最近では使用されています。

医師は沢山の種類のヒアルロン酸から患者の要望を聞いて使用するものを選びます。

ボトックスが筋肉を収縮させることでシワを軽減するのだとすれば、ヒアルロン酸は肌をふっくらさせることでシワを解消してくれます。

それぞれシワの場所や状態によって使い分けることで顔全体のシワを改善することができます。

ヒアルロン酸注射に失敗したらどうしようという人も安心してください。ヒアルロン酸は施術後数カ月で自然に体内に吸収されます。

またヒアルロン酸分解注射というものがあり、施術に納得がいかなかった場合でも修正することができます。

ただし、修正後一ヶ月は新たにヒアルロン酸注射をしても分解されてしまうリスクがあるため、注射はできません。

万が一、肌がでこぼこになるなど施術に失敗しても修正が可能というのは嬉しいですね。

肌のシワやたるみを除去し若さを取り戻す!FGFっていったい何?

美容皮膚科のことについて調べているとたくさんの聞きなれない単語を目にします。

施術名や機械の名前など横文字が多いですね。

その中でも頻繁に現れるFGFとかEGFとはなんのことでしょうか。

FGFとはいわゆる肌再生のための薬剤で肌に注入したり、パックのようにして使用します。

FGFとは線維芽細胞増殖因子と呼ばれるもので肌の再生を促す再生医療として注目されています。

これ自体が治療法というよりはダーマローラーやピーリングの後にさらに効果を高めるために肌のくぼみや術後の肌に塗るものと考えるとわかりやすいと思います。

加齢とともに肌に弾力やハリが無くなってしまうのはコラーゲンが失われていくからです。コラーゲンは線維芽細胞によって作られるので、この線維芽細胞を増やすことが先決です。

線維芽細胞はそもそもタンパク質の一種で私たちの体の中に存在しますが、これを美容皮膚科でさらに増やしてもらおうということです。

線維芽細胞増殖因子(FGF)を肌のくぼみに注入することで数週間かけて周辺のコラーゲンが増殖し、皮膚が再生していきます。

FGF自体は肌の表面にとどまるのですが、FGFの受容体の働きによって深層部分へ働きかけ、コラーゲンの増殖につながるのです。

従来シワの改善、ニキビ跡の治療というともっとおおがかりな治療がメインだったのですが、肌の再生医療は自分の肌の中で自然に再生が行われるため肌への負担が少ないのです。

ヒアルロン酸の注入もシワに効果がありますが、効果は約半年ほどなのに対し、FGF注入法ですと長期的に持続します。

またFGFはヒアルロン酸よりもアレルギーを引き起こすリスクが少ないと言われています。一方で即効性のあるヒアルロン酸に比べ、FGFは肌の再生までには数カ月かかることもあります。

しかし、一方で想定以上に肌が盛り上がってしまった、効果が出るまで時間がかかったなど不満の声も聞かれます。

FGFは肌をふっくらさせてシワを消すのですが、肌がふっくらを通り越して盛り上がり過ぎることもあり、ヒアルロン酸のように自然に吸収されることがないので修正が難しいと言われています。

これは美容医療に限らず医療全般で言えることですが、ミスや失敗なども必ずあり得ます。それを避けるためには技術の確かな医師を選ぶ、入念なカウンセリングを行うなどが必要です。

FGFはシワやニキビ跡の凸凹以外にも、目の下のくぼみやこけた頬、手の甲のシワなどにも効果があります。

個人的な意見ですが、FGFに関しては再生医療の専門家のもとで施術を行う方が安心かなという印象を受けました。クリニックの中には再生医療に力を入れているところがありますので、チェックしてみてください。

ちなみに真皮層の繊維芽細胞に働きかけるFGFに対し、EGFは表皮の角質層に働きかける因子のことです。EGF、FGF両方の成長因子を使用することでより高い効果を発揮することができます。

よく耳にするケミカルピーリング!肌のターンオーバーを促してくれる

肌がキレイな人とそうでない人の違いはなんでしょうか。もちろん元々の肌質もあると思いますが、正常なターンオーバーがなされているかどうかということはとても大事です。

肌というのは新陳代謝によって常に生まれかわっています。肌の深層部分で古くなった細胞は少しづつ表面に押し上げられ、角質となって剥がれ落ちます。

正常なターンオーバーの周期は約28日ごとと言われていますが、加齢とともにターンオーバーの周期が乱れ肌が生まれ変わるペースが遅くなります。

そうなると古い角質が表面に溜まり、肌荒れを起こしたり、くすみやしみとなってしまうのです。ターンオーバーが正常に行われていないと肌バリアが失われ、十分な潤いを保持できなくなり、肌にハリや弾力が失われてしまいます。

肌のターンオーバーを促すために様々な商品が販売されていますが、刺激が強すぎるものだと肌が傷ついてしまうことがあります。

ピーリング化粧品は洗顔料や化粧水として購入が可能ですが、商品によっては使用頻度を調整する必要があります。

正常なターンオーバーを促し、かつ肌に刺激を与えすぎないことを求めるなら美容皮膚科でケミカルピーリングを受けることをおすすめします。

美容皮膚科でのピーリングなら一人一人の肌質にあったピーリングを行うことができます。ケミカルピーリングはニキビやくすみ、シミの改善をはじめ、ニキビ跡を薄くすることも可能です。

ピーリングによって古い角質が除去されることで肌が明るくなったり、透明感が出たりします。毛穴に溜まった角栓も取り除かれ肌のざらつきが解消されます。

ピーリングに使われる薬剤にはグリコール酸やサルチル酸などいくつか種類があり、強さが異なります。患者の症状に応じていくつかの酸を組み合わせたり、濃度を変えたりして調整します。

酸と聞くと刺激が強くなんだか肌に悪そうなイメージがありますが、マイルドなものもありますので安心してください。

最近では角質層のみに働きかけ正常な肌には影響しないような薬剤も開発されています。

ケミカルピーリングは一度で劇的な変化をもたらすものではありません。もちろん肌が明るくなった、くすみが解消されたという実感はあると思いますが、深いニキビ跡がすぐに治るということはありません。

ケミカルピーリングには間を置いて何度が受ける必要があります。

ケミカルピーリングの流れですが、カウンセリング後洗顔をしてメイクを落とします。その後、筆のようなもので薬剤を顔全体に塗り、少し時間を置きます。

薬剤を洗い落として施術は終了です。薬剤を塗る時間は約5分ほどです。施術後はぴりぴりした痛みがありますが、数時間ほどでおさまります。

施術後1週間は日焼け止めを塗って紫外線に当たらないようにしましょう。メイクも翌日から可能な場合がほとんどです。

またピーリング後は肌が乾燥しやすくなりますので、十分に保湿することが大事です。美容皮膚科の場合、施術後の肌の状態に合った化粧品を購入することが可能です。

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