寒かったり、お酒を飲んだりすると顔が赤くなる人がいますが、それとは別に常に肌に赤みがある人がいます。

赤ら顔は毛細血管の拡張によって引き起こされることが多いのですが、悩んでいる人は少なくありません。

赤みの少ない軽度の人であれば化粧品を変えたり、肌に刺激を与えないようにすることである程度解消されますが、重度の場合美容皮膚科での治療がおすすめです。

赤ら顔を解消する成分としてはビタミンCが有効ですが、ビタミンC入りの化粧品を試してもなかなか症状が改善されないことが多いと思います。

美容皮膚科では赤ら顔に対してレーザー治療や光治療を行っています。今回はとくに効果の高いライムライトについてご紹介します。

ライムライトは欧米で開発された光治療の機械ですが、そもそもは欧米人のために開発されたものなので日本人の肌ではあまり効果が見られないケースもありました。

しかし、最近では日本人向けの機械が導入され、赤ら顔にもより高い効果を発揮しています。欧米人に比べて日本人はメラニンが多いため、肌への負担が多かったのですが日本人の肌に合ったライムライトを導入することで肌への負担は少なくなっています。

ライムライトはメラニンやヘモグロビンに働きかけ、肌の赤みやくすみなどに効果があります。メラニンはターンオーバーによって除去され、赤ら顔を作るヘモグロビンはライムライトによって数を減らすことができます。

最近ではライムライトでもスポット的に照射できるものもあり、正常なの肌への負担を最小限にすることもできます。

ライムライトの施術の流れをみていきましょう。まずは医師とカウンセリングを行い、洗顔でメイクなどを落とします。

顔全体にジェルを塗り、カメラのフラッシュのような光を連続して照射します。顔全体でショットの数は約80から100程度です。ぱちんぱちんという輪ゴムをはじくような痛みがあります。

施術後は顔が赤くなることもあり、また数日のうちにシミは黒く浮き上がってかさぶたになります。赤ら顔の場合は即時に改善されることもあるようです。

施術後一週間は日焼け止めなどで紫外線からの刺激を避けることが大事です。

治療の目安は4週間に一度のライムライトを5回ほど受けることでより確かな効果を感じることができるはずです。

ライムライトと併用することでさらに効果を上げることができるのがジェネシスやタイタンです。ライムライトとジェネシス、タイタンはターゲットとしている層が違います。

タイタンが最も深い層までアプローチすることができ、主にたるみの改善に用いられます。

ジェネシスはライムライトよりも深い部分で毛細血管がメラニンに働きかけますので、赤ら顔の症状によってはジェネシスを勧められることもあるようです。

なかなか自己流では改善の難しい赤ら顔ですが、色むらのない肌に憧れるならぜひ一度ライムライトをお試しください。レーザーよりもダウンタイムが短く、肌に負担がないのが嬉しいですね。