学生時代にニキビに悩まされ憂鬱だった記憶が残っている人は少なくないと思います。

肌のキレイな友達を見てため息をついたこともあるでしょう。私自身も軽いニキビに悩まされましたが、ニキビは体質によってできる人とできない人がいます。

ニキビに良いと言われる化粧品を使ってみたり、チョコレートやピーナツを食べないように気を付けたりといろいろやってみても症状が改善されないときは、美容皮膚科に頼るしかありません。

美容皮膚科ではニキビ治療に力を入れているクリニックが多くあります。ニキビには思春期ニキビと大人ニキビがありますので、治療にはいくつかの方法を組み合わせるのが一般的です。

ニキビを改善するためにはいろいろな施術がありますが、まずはピーリングから始めます。ピーリングにはケミカルピーリングや刺激の少ないソフトピーリングなどがあります。

ピーリングにより余分な角質を取り除き、正常なターンオーバーを促します。古い角質を除去することにより、毛穴の汚れも取り除かれ、皮脂腺のつまりが解消されます。

新しい皮膚が再生される際にはコラーゲンも生産されますので、ハリと潤いのある肌を取り戻すことができます。

あまりにもニキビによる炎症がひどい場合にはピーリングができないケースもあり、症状によって施術方法を変える必要がありますので、熟練した医師の判断が必要となります。

ニキビ治療にはイオン導入も不可欠です。ビタミンCをはじめ、ニキビを抑制するための成分を肌の奥深くまで浸透させます。

光治療によってニキビの原因となるアクネ菌を殺菌したり、皮膚の炎症を抑えたり、肌を引き締めることができます。

また最近では新しい技術として、ニキビ一つ一つを治療していく方法があります。ニキビ一つ一つに高周波のレーザーを照射し、ニキビの原因となる皮脂腺を破壊します。

繰り返すニキビに効果的ですが、ニキビの状態によっては施術できない場合もあります。

ニキビの赤みに反応するレーザーもあり、ニキビをはじめ、赤ら顔などにも効果があります。

クリニックによってはいくつかの施術方法をセットにしておすすめしているところもあります。できれば一時的な治療ではなく、肌質を改善し繰り返すニキビを撃退したいですよね。

とくにニキビはきちんと治療しないとニキビ跡がクレーター状になってしまったり、色素沈着を起こしたりしてしまいますので丁寧なスキンケアが必要となります。

ニキビができやすい肌というのは角質が溜まり、十分な栄養が行き届かない状態です。このような免疫力が低下した肌ではニキビをはじめとする肌トラブルを起こしやすく、また肌荒れが治りにくくなっています。

ニキビ治療はクリニックだけではなく、自宅でも行うことが大事です。ニキビ治療にはサプリメントや外用薬、化粧品なども併せて使用することでより治療効果を高めることができます。

ニキビで悩んでいる人はぜひ一度美容皮膚科で相談してみてください。独自の判断でニキビをつぶしたりするのは絶対にやめてくださいね。